【93】会津駒ケ岳

【2015年8月2日】

昨日、日暮れまで歩いたため裏磐梯でどっぷり疲れそのまま泥のように眠ってしまった。
そのつけで、今日登る会津駒ヶ岳の登山口のある檜枝岐村まで140㎞を夜明けとともに、2時間半かけてすっ飛ばした。同じ会津と名がついていても、福島県の一番北と一番南なので遠い。
登山を開始したのは朝8時、既に早い人は下山していた。東側からの登山道で、しかも今日は無風という条件が重なってとにかく暑い。今回の遠征で初めて、パンツまでびっしょり濡れる大苦戦となった。
それでもペースはいつも通り…上り3時間のところを2時間弱、下り2時間は半分の1時間で歩いた。何故、そう急ぐかと言うと、今夜は新潟県長岡市で日本3大花火大会の一つが開催されるから。長岡へは更に120㎞、しかも奥只見の曲りくねった細い山道を行かなければならないため、時間の確保が必要だった訳だ。
ということで、自分を刺激するために今日は抜いた人数をカウントした。上りも下りも偶然各39人(抜かれたのはゼロ)、もっとポピュラーな山なら週末は100人以上追い抜くので、尾瀬の近くで影の薄い山で入山者数からみて妥当なところか。
ところで景色の方は、深田久弥が「私が今までに得た多くの頂上の中でも、最もすばらしい一つであった」との記述に違わない絶景だった。私もこの山域には尾瀬の3度をはじめ度々入山しているが、確かにそのどこにも劣らない良い景色に感動した。

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