北アルプス

日本アルプスという名は、ヨーロッパアルプスに因んで英国人技師ゴーランドによって、命名された。その中で飛騨山脈を「北アルプス」と呼ぶ。豊富な高山帯の植生に加え、岸壁や岩稜、雪渓、渓谷、池塘などが作り出す景観は、世界にも希な美しさである。~鳥瞰図で楽しむ日本百名山~

山との出逢いが上高地への修学旅行だった私は、斯くも当然の如く夏山縦走を中心に学生時代から頻繁に通い詰めることとなる。白馬連峰から乗鞍岳まで80kmに跨る北アルプスには、①北部、②中央部、③南部と広大な稜線が拡がっていて、私もご多聞に漏れず次はあっち、今度は向こうと、好奇心を駆り立てられるまま…行けば行くほどに尽きせぬ魅力にハマり込んでいった。
①北部:(左)剱・立山連峰と黒部峡谷を挟んで並行する(右)白馬・後立山連峰の2本の稜線
②中央部:黒部源流部の鷲羽岳を中心に(左)薬師岳・雲ノ平(右)”裏銀座”コース
③南部:槍・穂高連峰を中心に(左)双六・笠ヶ岳稜線(右)”表銀座”コース・常念山脈

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