【17】瑞牆山

【1984年5月27日】

大日小屋から富士見平までザックを背負って移動後、空荷で瑞牆山ピストンに向かった。この山はギザギザの岩峰が樹林帯を突き抜けてそそり立つ独特の風貌を備えており、岩登りのメッカだけあって何人かが岩に張り付く様子が見られた。一般登山道も狭い樹間や岩場につけられた梯子の連続なので、大きなザックなどは引っ掛かって登りにくいと思われ空荷選択が正解だった。
瑞牆山頂上(2,230m)付近から見下ろすと、沢山のニョキニョキ生えたような面白い形の岩山の姿が心を和ませてくれた。こうした絵になる風景に一頻り満足して金山平へと下山。金山平の白樺林、本谷川沿いの林道から見上げる新緑の美しさに魅かれつつ増富温泉登山口(標高1,030m)へと下って旅を終えた(2日目の実働は3時間27分)。

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