【72】伊吹山

【2013年9月26日】

関ケ原の古戦場に近くかつ新幹線からもよく見えるものの、それゆえに中々ここで途中下車して登ろうという機会には恵まれなかったのが伊吹山(標高1,377m)である。
2013年秋のよく晴れた日、伊吹山ドライブウェイを山頂駐車場(1,250m)まで車で上り、愛犬🐕マロンの散歩がてら…随分ちょろく伊吹山頂を踏む。本来なら織田信長が南蛮からハーブ等の薬草をもたらし、その後自生した植物を愛ながらのハイキング登山をすべきところだが、今回は越後方面への旅の途中ということで山頂を極めるという実績づくりに甘んじた。
広々としたピークからは立地上、戦国時代の歴史舞台となった関ヶ原、姉川、賤ヶ岳の古戦場や琵琶湖方面の開放的な眺望が得られ、遠望遥か白山まで見渡せる素晴らしいものであったが、逆にこんなに簡単に登って申し訳ない気分にもさせられた。そんな頂上にある伝説の日本武尊石像のみっともなさは、深田久弥がお気の毒で残念と指摘した通りだった(笑)。

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