【64】浅間山

【2009年8月28日】

前日までの強行軍の疲労蓄積のため、ゆっくり起きてゆっくりドライブして浅間山麓には昼過ぎに到着した。ズングリむっくりの丸坊主の山容は四周どの山からもこれと判る存在感ある山。私にとっては、子供時分にテレビ中継で釘付けだった連合赤軍浅間山荘事件の印象も強い。
13時過ぎ天狗温泉登山口を出発、火山館コースを辿り牙山下の天狗の露地なるガレ場を抜けて古びた二重の木の鳥居の湯ノ平口を過ぎると、左手に黒斑山から蛇骨岳にかけての荒々しい奇岩群が見えてきた。更にその先に進むと右手に浅間山が見えてきて、その丸くノッペリした形との対比が面白い。
噴火の恐れによる入山規制のため浅間山頂方面への登山は禁止されていたため、行ける所まで行って踵を返して蛇骨岳(2,366m)へ登る。黒斑山(2,404m)にかけての稜線から眺める浅間山は“花札の坊主”そのもの。面白景観を愛でながら18時過ぎ登山口に戻った。

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