【95】天城山

【2015年8月7日】

朝4時に起き出して、研修のためホテルの駐車場で2日半眠っていた愛車を駆って、この旅最後の目的地の伊豆半島へ向かった。
天城山の登山口に着いたのは8時半、この2日間の研修休みで足の疲れがすっかりとれたので、予定外の全山縦走に変更。しかも、車を停めた登山口まで戻らなければならないため、縦走のダブルヘッダー=往復24㎞(コースタイム10時間)という過酷なプランを認めて出発した。
天城山は一帯を指す名称で、実際には万三郎岳が最高峰で1,405m、コース前半のメインは万二郎岳から万三郎岳ピークを目指すもの。ここで5人の登山者を追い抜いたが、コース後半の“天城の瞳”八丁池までの縦走区間では誰にも出会わなかった。ましてや、往復するのは馬鹿げている訳だが、誰もやらないことを目指すのが、自分の真骨頂とばかりに今日も猛烈なペースで歩き、昼前にゴールの八丁池に到着。
本日、一連の山旅の最終日なので、昼弁当の後には挽きたて珈琲を淹れて楽しんだ。
今日は薄いガスに覆われて富士山や海岸線をはっきり見ることは出来なかったが、良く整備された縦走路を歩く感覚は悪くない。自然と石川さゆりの「天城越え」を口ずさみながら脊稜部の登降を繰り返し、夕方5時に駐車場に戻ってきた。
その後、歌詞にある浄蓮の滝、天城峠(旧天城トンネル)へ立ち寄り、その夜は修善寺温泉で一風呂浴びて眠りについた。

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