【74】火打山

【2013年9月30日】

妙高山から昼前ようやく高谷池に戻って来たが、愛犬🐕マロンは既にグロッキー状態なため、彼をテン場に寝かしつけて一人西方面に切り返し本日2座目の火打山ピストンに向かう。
左右の妙高山、焼山とともに頚城三山とされる真ん中の火打山だが、正直私には事前の先入観が全くない印象の薄い山で大した期待も持たず、ただ百名山に数えられているから妙高の序に登っておこうというものだった。
高谷池から歩き始めて僅か15分、天狗ノ庭に至ってその考えは一掃された。紅葉に彩られた小高い丘とその奥の大きな丘状の火打山が手前の池塘に映りこんだ桃源郷のような風情に、感嘆のため息とともに思わず足が止まる。そこから1時間で火打山頂(2,462m)に到達、妙高山とほぼ同じ高さでその南に位置するため、以南の雨飾山から白馬連山にかけての眺望が俯瞰できてこれまた素晴らしかった。
いい意味で期待を裏切られ気分上々で高谷池へ帰還したのは15時、🐕マロンもテン場で一眠りして体力を回復したようなのでテントを撤収、荷物をまとめて笹ヶ峰に向けて下山の途についた。

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